スマートウォッチを身につけたい
巷間で流行りの AppleWatch や Fitbit をはじめとするリストバンドタイプのフィットネス・トラッカー、ここ数年で、着けている人が増えましたね。機能面では「なんだか良さそう!」と非常に気になるのですが、個人的に「腕には好きな時計をつけていたい」ので興味を持たないできました。(興味のないフリをしてきた、とも)
まあ、「右腕に機械式腕時計、左腕にスマートウォッチ」という荒業もありますが、ちょっと現実的ではありません。ちなみに、雑誌GQの編集長、鈴木正文氏(かつて二玄社NAVI誌の編集長)は時計好きが高じて両腕に時計をすることもあるそうです。
Oura Ring(オウラ・リング)
2013年創立のフィンランド企業 Ōura Health Ltd が開発した ŌuraRing は、指輪型の健康管理デバイス。現在は第3世代まで進化しています。
「これだ!」と思いました。これなら腕には機械式腕時計をしながら、健康管理は指輪で済むのです。メールや着信の機能はないのですが、スマートフォンだけで必要ないと感じてましたので、純粋に身体の状態を24時間モニタリングしてくれる、それだけで十分です。
指輪の内側には3カ所の突起がありセンサーが埋め込まれています。指の手のひら側に密着して常時計測してくれます。
計測した結果はほぼリアルタイムにBluetoothでスマホに転送、アプリが可視化してくれる仕組みです。
チェロを弾くので普段は右手人差し指に着けています。
心拍数を基にした24時間健康管理
Oura Ringの特徴は心拍数・呼吸数を計測して活動時/非活動時の身体の状態を評価してくれるところです。特に睡眠時は常時計測をしていて心拍数の変化の度合いで睡眠の質を評価してくれます。
心拍数変化のグラフの形で「回復している」のか「代謝が過剰」なのか等、前日夜の眠りを評価し、その日のコンディションが良好なのか、注意を要するのかがスコアとして表示されます。
割と理想的な心拍数カーブを描いた睡眠の日。確かに、その日の寝起きはスッキリでした。
使用2カ月目
昨年末、本体が届きすぐに常時着用していました。眠りの状態が計測されて、翌日のコンディションがスコア化されるのは分かりやすいです。
寝る前にアルコールを摂ったりするとちゃんと心拍数変化は「代謝が過剰」なグラフになります。
その日のコンディションを可視化してくれるデバイスとして手軽に身につけられるのが利点だと思います。指輪なら24時間付けっ放しでも気になりません。
USBで充電。バッテリーは5日くらい保つようなのですが、こまめに充電した方がいいらしい。
DHLのロジスティクスに感動
余談ですが、フィンランドのサイトから購入すると、サイジングキットや本体はオランダからDHLを使って発送されるのですが、DHLのロジが素晴らしく早い!アムステルダムにあった商品がアイントホーフェンを経由し、翌日には成田で通関手続きに入っていました。国内物流より早い。しかもリアルタイムに更新されるステイタスがWeb上で確認できるのですね。感動しました。