「THOMASTIK の新しい弦、試してみましたか?」
前回のレッスンの際、先生に聞かれました。(もちろん、試してませんw)
チェロの先生が所属するオーケストラで、先日チェロパートの方が「人柱」になり、THOMASTIK の Rondo を購入、オケの練習時に弦を付け替えて試してみたそうです。
「メチャクチャ鳴る!」という感想で、
「ちょっと、バカ鳴り?ってくらい鳴りすぎて」びっくりしたそうです。
「でも、私の楽器には、今の(Jargar)で良いかなあ。」とも。
プロの場合、「いい音が長持ち」することが重要だそうで、弦の状態がベストで、楽器へのフィッティングも落ち着いてその弦の性能が最高に発揮される期間、その弦が“おいしい”期間はせいぜい3カ月程度なのだそう。(細いA線やD線の場合。G/C線はもう少し長持ちする)
ですから、チェリストは半年に1度以上は弦を張り替えることになり、そのコストはなかなか馬鹿にならない。最近新たに発売されるチェロの弦はどれも性能が高く、鳴りやすそうな(鳴らしやすそうな)弦ですがどれも高価。Rondo はセットで定価5万円以上します。
先生の場合は、「“弦は消耗品”なので頻繁に高価な弦を交換するより、自分の楽器にあった、安定した品質の弦を“いい状態を維持”するため、手ごろな価格の弦を割と短期間で交換する」のだそうです。室内楽のステージがあれば、その本番にあわせて1カ月前くらいには交換するのだとか。
これはプロの話ですので、アマチュア奏者がそんなに頻繁に弦を交換する必要はなさそうです。しかし、高価な”よく鳴る”弦は楽器の手助けをしてくれるでしょうし、新しい楽器ならば尚更良く“鳴りやすい”のでは、ということでした。アマチュアでも年に一度は弦を張り替えるのが良いそうなので、来年の夏あたりには Rondo か Il Cannone に交換してみようと思います。
割引率の高い I LOVE STRINGS さんでも、セットで38,731円!なかなかの値段。