22回目のチェロレッスンの後半。
今回でバッハの第一組曲はひと通り弾けるようになりました。メヌエット1と2を7月から始めて半年。1曲/1ヶ月ペースと考えると密度の濃いレッスンだったなぁと感慨深いです。
このレッスンから発表会の曲、ブラームスのチェロソナタ第1番ホ短調の第一楽章に取り組んでいきますが、その前に大好きな無伴奏の「第2番のPrelude」をレッスンしてもらうことに。全編にわたって憂いを帯びた深い旋律、この曲を弾けるようになりたいのです。
第1組曲の練習でも個人的にすごく参考ににしたKim Jin-Kyung氏の動画。ちょうど第2組曲もアップされており、今回も曲の作り方を学ぶことができました。
コーダ部?はベーレンライター版とは違う形です。重音にたどり着くまでが劇的なやつ。情感たっぷりな演奏は第2組曲の厳粛で荘厳な世界観に似つかわしく感じます。
Suite Ⅰ Courante・・・修了
・良いじゃないですか!
・テンポも安定しているし、ポジションもしっかり取れています。
レッスンの際の音声ファイル。一曲ごとアップしてみる。
多少ボウイングが不安定になるところがあるけどまぁ、なんとか聞けるか。
Suite Ⅱ Prelude
・よく弾けています。
・出だしのDを鳴らすこと。バロックは1拍目が大事。
・4小節目の後半は弓を使いすぎない。
・10小節からのスラーが切れている16分音符、「最初のダウンボウ」は少なめで。弾きすぎないこと。
・17小節目から20小節目がアナバシス。21、22小節がカタバシス。
・36小節目の16分音符は一音一音しっかり音を出す。
・37、38、39小節。同じ音型が3つ続くときは西洋音楽では「父と子と神の三位一体のメタファ」と理解しましょう。
・49小節目のBは1ポジションでいきましょう。フェルマータから静かに始まりたい。
・最後の重音4つ、3の指を離さないようにすると音が取りやすいです。
・最後の四重音、下の音を十分に響かせて。(五度を意識)
レッスンの際の音声ファイル。初回なので全体に力んでる。あと抑揚が平坦。
Brahms Sonate E-mol Op.38
・上がりきったところのC音、ビブラートが硬くならないように。
・4段目の三連符はC線で。
・4段目の3小節目、ダウンボウは弓先で
・7段目の4小節目からギアが一段入る感じ
・楽譜番号4のアウフタクト、しっかり自分で休符を数えること。(落ちやすい)
・2ページ目、4段目3小節目の前のアウフタクト、ハイポジFからDは「飛びつく」しかありません。
・小節番号6のフォルテシモの部分がこの曲の「難所」です。
・後は再現部なので譜面通りで弾けるはずです。(えっ!)
という感じで、また一通り読みながら一緒に弾いていきましょう。
次回
・Suite Ⅱ Prelude をもう一度。音楽的に深めていきましょう。
・Brahms Sonata 引き続き譜読みをしていきましょう。
裏板にシャツのボタンがカチカチ当たるので"当て布"をつけました。「チェロ胸当て」という名前で売っていましたが「チェロのよだれかけ」という呼び名も。たしかにスタイに似ている。