アナログ盤で弦楽器を聴くのが心地よく、チェロのレコードが増えてきました。
クラシックを聴くときはオルトフォンのカートリッジで。
「デュ・プレの伝説的録音集」5枚組のアナログ盤です。
没後30年で企画された2017年発売のもの。
《LP1》
エルガー チェロ協奏曲ホ短調 Op.85, 他
[録音]1965年8月, ロンドン、キングズウェイ・ホール
LP2
1) ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb-1,
2) ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調(グリュツマッヒャー改訂)
[録音]1967年4月, アビー・ロード・スタジオ
LP3
1) シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129,
2) サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33,
[録音]1968年4, 5, 9月, アビー・ロード・スタジオ
LP4
R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』Op.35,
[録音]1968年4月, アビー・ロード・スタジオ, ※初アナログLP盤発売/
LP5
1)ドヴォルザーク: チェロ協奏曲ロ短調 Op.104,
2)ドヴォルザーク:森の静けさ Op.68-5,
[録音]1970年11月, シカゴ、メディナ・テンプル
30㎝角のレコードジャケットというのは、手に取って眺めたりする大きさとして絶妙なサイズ感なのだと感じます。
初アナログ盤以外の4枚のLPはそれぞれ当時のジャケットデザインでBOXに入っているという豪華仕様です。
配信で同じアルバムを聴くことができますが、音圧が全く違うことに気づきました。アナログ盤の方がダイナミックに聴こえます。音の厚みが違います。
それもそのはず、オリジナル・マスターテープよりアビー・ロード・スタジオで、2011年日本独自企画SACD盤用の24bit/96kHzリマスターされた音源(LP4を除く)を使用し、彼女の名盤を数量限定生産でアナログLP盤として復刻したものだそう。
デュ・プレの全盛期の録音は1960年代。あまり録音状況が良くないとも言われていますが、若き日のデュ・プレの抒情的でありながら時にダイナミックな演奏が高音質でリマスターされています。